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違和感残る「”世界の壁”を越えろ ~松山英樹 × 石川遼 密着1年~」

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2014年11月3日にNHK-BS1で放送された「”世界の壁”を越えろ ~松山英樹 × 石川遼 密着1年~」

PGAツアーに挑戦する日本を代表するプロゴルファー、松山英樹と石川遼の1年に密着し、彼らの私生活、練習、ラウンドを通して、PGAツアーを生き残るうえでの考え方、取り組みなどを紹介し、彼らの苦悩と葛藤を鋭く切り取った放送でした。

先日、ようやく録画してた放送を観たのですが、アメリカでの練習風景や私生活など、普段では見れない映像も公開され、なかなか興味深く視聴しました。

単純に松山英樹、石川遼のどちらが上か?下か?と比較するようなこともなく、2人それぞれの置かれた状況、視点がよくわかるいい放送でした。

ですが、あえて「NHKなら着色なくもっと忠実に作って欲しかった」言いたいです。

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松山プロの強みは揺るぎない精神力からくるパター

松山プロの紹介では「豪快さと繊細さ」と表現し、豪快なドライバーショットと繊細なアイアンショットを取り上げていました。

それはそれで間違いではないのですが、松山プロを語るうえで絶対に外せないのはパターです。

松山プロ最大の強みは、どんな状況下でも絶対にブレることのないパターにあります。

気持ちがブレないから、下半身がブレず、パターの好調さを生みます。
事実、松山プロ自身「パターが得意。パターでリズムが生まれる」と言っているとおり、パターでリズムを作り、ドライバーショットやアイアンショットにつなげる選手です。

パターを語らずして松山英樹プロは語れません。

もう一つ。

松山プロのショットを比較するにあたり「PGAツアー3勝を誇るゴルファー」と比較していました。

アメリカPGAツアーに精通している人ならわかると思いますが、なぜこのゴルファーと比較したのでしょうか?

このゴルファーは腰が悪いため、下半身が流れるスイングをしています。
バックスイングでは腰が伸び、フォロースルーでは軸足となる左足が大きく動きますが、腰が悪いためそういうスイングをわざと取り入れているのです。

松山英樹プロの強靭な下半身を説明したいのはわかりますが、腰が悪く流れるスイングを取り入れている選手と比較するのは、悪意すら感じます。
PGAツアー選手がみんなそうであるかのような説明は良くありません。

また、松山プロは3Wで地面からのショット、比較されたゴルファーはドライバーでティーアップからのショット。これだけでも比較対象にはならないでしょう。

石川遼プロの初年度は明らかに調子が悪かった

石川プロに関しては、彼の「ドライバーで常にバーディーを狙う攻めのゴルフ」が通用しなかったと切り捨てています。

結果が残せなかったのは事実ですが、石川遼プロの初年度は明らかに調子を落としていました。

契約メーカーをヨネックスからキャロウェイに替えた初年度ということもあり、特にドライバーショットは不振を極めました。

初年度の調子では、PGAツアーはもちろん、日本のツアーでも成績を残せなかったでしょう。それほど初めから調子が悪かったのです。

アメリカPGAツアーのコースはフェアウェイが狭く、フェアウェイキープ率が下がるのは事実です。

ですが、日本ではフェアウェイのショットがアメリカではラフに捕まるという表現は間違いです。初年度の石川遼プロの調子では、日本でもラフやOBの連発です。

また、「ドライバーで常にバーディーを狙う攻めのゴルフ」を説明するため、中日クラウンズの16Hパー4の1オンを取り上げていましたが、あのホールは飛ばし屋なら誰でも1オンを狙うコースです。石川遼プロに限った話ではありません。中日クラウンズの16Hは最近の若いプロゴルファーなら誰でも1オンを狙うコースなのです。

松山英樹プロと石川遼プロの挑戦1年目を表現するために、あえてそのような編集をしたのだとは思いますが、そこはNHKらしく、忠実に現状を伝えて欲しかったです。

まだまだこれからの2人

松山英樹プロ、石川遼プロ、まだまだこれからの2人です。

松山英樹プロは世界のトップと渡り合える実力、精神力が既にあります。あとは経験だけでしょう。

石川遼プロは残念ながらまだ世界トップレベルの実力はありません。

ですが、世界トップレベルの超一流選手が兼ね備えている「人々を魅了するゴルフ」を彼は持っています。

見る人を惹きつける何か。見る人を自然とワクワクさせるゴルフ。

2009年東海クラシックの18番ホールで見せた7番アイアンのベタピンショットであったり、2010年フジサンケイクラシックのバンカーからピンに寄せたスーパーショットであったり、ここ一番でやってくれる魅せてくれるゴルフができるのは、実力以上の「何か持っている」資質だと思っています。

石川遼プロにはその資質があり、残念ながら、今現在はその資質を発揮できるレベルまで到達していないだけの話しです。

同い年の2人が世界で切磋琢磨しながら実力を高めていって、PGAツアー、PGAメジャー大会で優勝争いを演じてくれる日を切に願っています。

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