ゴルフはメンタルのスポーツとよく言われます。
トッププロになればなるほど、メンタルの強さやコースマネジメントなど、スイングの上手さ以外の部分が求められるようになります。
メンタルというと、私たちアマチュアゴルファーには関係なさそうに思いますが、実はアマチュアゴルファーもメンタルがゴルフのスコアに大きく影響します。
それは、初心者でもアベレージゴルファーでも一緒です。
メンタルでスコアアップする方法とは?
メンタルの強さというと何をイメージしますか?
・ミスショットをしても動じない
・池やバンカーなど目の前がハザードも気にしない
・人が見ていても練習通りのスイングができる
といったところでしょうか。
確かに上記も重要で、スコアには影響することです。
ですが、上記のようなことに対して「動じない心」をつけるためには、相当の練習量と技術の進歩と経験が必要です。
なかなか練習時間がとれないアマチュアゴルファーにはちょっと時間のかかることですね。
でも、上記のような克服に時間のかかる内容じゃなくても、スコアアップに影響するメンタルの考え方があるんです。
それは「プラス1打の考え方」です。
プラス1打(マイパー)の考え方
プラス1打の考え方とはマイパーを設定するということです。
マイパーとはその名の通り、自分の中でのパーを決めること。
プラス1打とは、コースに設定してある各ホールのパーに1打プラスして、ボギーを自分の中でのパーに考えようというものです。
え?たったそれだけ?そんなことでスコアアップするの?と思うかもしれませんが、この考え方がスコアアップに大きく影響するんです!
みなさん、本番ラウンドで各ホールを回る時どのように考えていますか?
例えば380ヤードのパー4のホールがあったとしましょう。
ティーショットで考えることと言えば、
・ドライバーで230ヤード飛んだとしても残り150ヤード
・パーオン(第2打でグリーンオン)するためには150ヤード切りたい
・そのためにはドライバーで230ヤードは飛ばしたい
と、いったところでしょうか。
このときの結果はどうなるか?
大抵のアマチュアゴルファーは230ヤードも飛ばないか、OB・ラフ・チョロといったミスショットで話にならない・・・という結果になってしまいます。
そう、パーオンを頭で設定すると「第2打をできるだけ短くしたい→ドライバーで飛ばしてフェアウェイキープしたい」となり、実力以上のことを求めて、結果、ミスショットの確率を高めてしまうわけです。
380ヤードのパー4がパー5になったら?
ここで、プラス1打の考え方です。
380ヤードのパー4がパー5になったら、かなり簡単な気がしませんか?
ドライバーで180ヤードしか飛ばなくたって、残り200ヤード。ピッチングウェッジ(PW)2回で刻んでもパーオンです。
こう考えるとゴルフがかなり楽になります。
380ヤードのパー4のホールで
「ここは380ヤードのパー5!パー5」と自分に思い込ませてラウンドに臨んでください。
パー3のショートホールでも一緒です。
180ヤードの以上のパー3のホールは、長くてとてもパーは無理・・・とティーグラウンドの時点で諦めていませんか?
それが180ヤードのパー4だったらどうでしょう?めちゃくちゃ簡単じゃないですか?
18ホール全部この考え方でいっても、72+18=90で回れます。90でラウンドを回ることができれば、アベレージゴルファーにとっては上出来ですよね?
プラス1打の考え方の場合、実際の攻め方もプラス1打にしてください。
380ヤードのパー5で、ドライバーで180ヤード飛んだら、残り200ヤードはショートアイアン2回で攻めましょう。
残り200ヤードをフェアウェイウッドやユーティリティで攻めてはいけません。8番アイアン以下のショートアイアンで確実にパーオン(この場合は第3打)で攻めましょう。
バーディーは取りにくいゴルフになりますが、パーを取れるゴルフに変わります。
ゴルフはいかにミスショットを少なくするかを突き詰めるスポーツです。
なかなかスコアアップできない方は、ぜひ一度でいいから「プラス1打の考え方」を本番ラウンドで採用してみてください。
メンタルを変えるだけで、驚くほど簡単にスコアアップできるときがあります。
それが、ゴルフというスポーツです。