2014年11月6日から中国・上海で開催された、世界ゴルフ選手権シリーズ「WGC HSBCチャンピオンズ」は11月9日に最終日を終えて、昨シーズンのマスターズ覇者「バッバ・ワトソン」選手がプレーオフを制して、ツアー通算7勝目とWGC初優勝を飾りました。
上位陣がなかなか抜け出せない大混戦となった最終日、バッバ・ワトソン、ティム・クラーク、グレーム・マクドウェル、リッキー・ファウラーと錚々たる顔ぶれが並ぶ中で、日本の「岩田寛プロ」が堂々の3位タイとやってくれました!
大健闘!岩田寛プロの3位タイ
岩田寛プロは初日からショット、パターともに好調で、最終日は首位から1打差の単独2位スタート。
最終日首位スタートのマクドウェルに「岩田?だあれ?知らないなー」と言われながらも、互角に渡り合うゴルフを展開していました。
最終日は残念ながらパターに苦しみ、本人も「(パターで)入るイメージはメチャクチャあったけれど・・・イメージが強すぎた」と語っているとおり、少し気合いが入り過ぎていたのかもしれません。
ですが、岩田プロの活躍はまだまだこれからです。
早くから「いつツアーで優勝してもおかしくない」と言われていましたが、なかなか優勝できず、一時はかなり低迷していた岩田プロ。
先日の「フジサンケイクラシックでの初優勝」をきっかけに、これからもっともっと活躍する予感がしています。
もともとゴルフのセンスは抜群なだけに、これから日本でも、そして世界でも活躍が期待できる選手ですね。
マスターズ覇者バッバ・ワトソンが本領発揮
バッバ・ワトソンは、12アンダーの単独首位で迎えた16番でボギー。続く17番ではバンカーからの脱出に2打叩いてダブルボギー。
この時点で首位から1打差で最終18番を迎えて「さすがにダメかな」と中継を観ていたのですが、ここからバッバ・ワトソンが本領を発揮しました。
18番の第2打をグリーン左のバンカーに入れると、そこから思いっきり振り抜いたショットはグリーンを転がり見事カップイン!土壇場のイーグルショットには鳥肌が立ちました。
バッバ・ワトソンは
17番でミスをしたバンカーショット。18番では完璧だった。クラークのバーディが確実な状況だったから、僕は絶対に入れなければいけないと思っていたんだ。
と語っているとおり、狙って打ったイーグルショットだったわけで、改めてマスターズ覇者の実力を見せつけられました。
そんなバッバ・ワトソンは、11月13日の今週木曜日から開催される「三井住友VISA太平洋マスターズ」に参戦します。
WGC優勝の勢いそのままに、ぜひ日本でも豪快なドライバーショットを武器に優勝争いを演じてもらいたいですね。