ゴルフの飛距離の目安になるヘッドスピード。
ドライバーに関して言えば、飛距離アップにはヘッドスピード以外の要素も重要であり、当ブログでも過去に飛距離アップの方法について何度も取り上げてきました。
【ドライバーの飛距離アップ】誰でも簡単に飛ばす方法
ドライバーの飛距離アップはミート率がポイント
ゴルフボールの「つかまり」の意味とつかまえる打ち方
ゴルフは「いかに少ない打数で18ホール回るか」を競うスポーツなので、ヘッドスピードが速くても遅くても最終的には関係ありません。
でも、ヘッドスピードが速いほうがゴルフを有利に進めることができるのは間違いありません。
ヘッドスピードがゴルフに有利な理由
ドライバーショットで飛距離が出る
一番わかりやすい理由が、ドライバーショットで飛距離が出ることです。
例えば、380ヤードのパー4。パーオン(パット2打でパー)するためには、第1打目のティーショットと第2打目でグリーンに乗せる必要があります。
このとき、第1打目のドライバーショットで200ヤードしか飛ばなければ残り180ヤード。ユーティリティで正確に飛んでも難しい距離です。
ですが、第1打目のドライバーショットが240ヤード飛ばべどうでしょうか?残り140ヤードで7番アイアンで狙える距離です。
このようにドライバーショットで飛距離が出ることは、ロングホールで有利になるのではなく、ミドルホールのパー4こそドライバーの飛距離が効いてくるのです。
アイアンショットでいろいろな球種が打てる
ヘッドスピードが速いとアイアンショットでいろいろな球種が打てます。
アイアンショットの基本である力強く吹け上がりピタッと止まるショットは、ある程度ヘッドスピードがないと実現できません。
また、インテンショナルフックやインテンショナルスライスを打つのにもヘッドスピードが必要です。
インテンショナルフックやインテンショナルスライスは、目の前に大きな木や障害物があるときに、極端なフックやスライスショットでトラブルを回避するショットです。ヘッドスピードが速い男子ゴルファーならではのショットですね。
ヘッドスピードを上げる方法
ヘッドスピードは打ち方のコツですぐに改善できます。
もちろん絶対的なヘッドスピードを速くするためには、体格や筋肉などのパワーアップが必要になるのですが、ほとんどのアマチュアゴルファーが今自分の体力で出せるヘッドスピードを実現できていません。
ちょっとの意識や練習で、すぐにヘッドスピードは上がるんです。
トップでしっかり溜めを作る
ヘッドスピードを上げるにはトップでの溜めが必須です。
トップでできるだけ溜めを作ることにより、上半身と下半身の捻転差が生じ大きなパワーが生まれます。ヘッドスピードが向上しないアマチュアゴルファーのほとんどが、トップでの溜めができていません。
この上半身と下半身の捻転差によるパワーは、腕だけを一生懸命振って生まれるパワーとは比較にならないほど大きく力強いパワーです。
トップで溜めを作る練習には、以下のゴルフグッズがおすすめです。
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普通のバッドとは違い、グリップがゴルフクラブのグリップになっている木製のバッドです。
ある程度重たいバッドで素振りをすることにより、体全体で振って、トップでの溜めと捻転差が自然に生まれるスイングになります。
このバッドで素振りをしてスイングの感覚を馴染ませてからドライバーを打ってみてください。それだけでヘッドスピードが向上するはずです。
ダウンスイングでは腕だけで振るイメージ
ヘッドスピードを上げるためにもう一つ効果的な方法は、腕だけで振るイメージでダウンスイングをすることです。
腕だけで振るというのは体全体のスイングと矛盾してるのでは?と思うかもしれませんが、ここでの目的は捻転差で生まれたパワーをロスすることなくボールに伝えることです。
これは特にドライバーで有効な方法なのですが、体全体のスイングを意識すると、どうしても体が流れがちになり、インパクトのときに体の正面でボールを捕らえられないことがあります。
トップでの切り返しからダウンスイング開始の瞬間は体全体で動かすイメージですが、ダウンスイングからインパクトの瞬間までは、腕だけでスイングして体の正面でボールを捕らえることを意識してください。
上記のイメージでスイングすることによりヘッドが走り、インパクトでボールがつかまるため大きな飛距離アップとなります。
ドライバーのヘッドスピードを上げる方法は「ドロー飛距離アッププログラム」という動画で説明されていて参考にしました。
僕のような体の小さい人でも、少ない練習で簡単にコツを覚えることができる内容なので、ヘッドスピードを上げて飛距離アップを目指したい人は、ぜひ一度見ておくのをおすすめしますよ!