2014年7月31日(木)から開催された、世界ゴルフ選手権「WGCブリヂストンインビテーショナル」
現地時間8月3日(日)に最終日が行われ、首位と3打差の2位からスタートしたロリー・マキロイが、首位のセルヒオ・ガルシアを逆転して、通算15アンダーで優勝!
PGAツアー通算8勝目とともに、世界ランキングでも首位のアダム・スコットを抜いて首位の座に立ちました!
今季のロリー・マキロイは安定感のあるゴルフで着実に成績を残し、7月の「全英オープン」では見事優勝、メジャー3勝目と波に乗っています。
一時期、調子が上がらない時期がありましたが、技術的、精神的というよりもグラブフィッティングが合わなかっただけのこと。
昨年から契約しているナイキのクラブフィッティングが合ってきて本来の実力が出せるようになってきました。
2014年8月7日(木)から開催されるメジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」の優勝候補筆頭になりました。
超ロングコースに苦戦した日本人選手
WGCブリヂストンインビテーショナルに参戦した日本人選手の中でトップの成績は松山英樹プロ。
初日、2日目と出遅れましたが、3日目は驚異の追い上げをみせて「65」
最終日も「68」で回り、これまた来週から開催される全米プロゴルフ選手権に向けて明るい材料となりました。
松山英樹プロの安定感、ショットの精度は抜群で、日本人選手の中では頭一つ抜けている存在ですね。
得意のパットの調子が良くなれば、全米プロゴルフ選手権での優勝も現実味を帯びてきます。
他の日本人選手の結果は丸山大輔プロが通算17オーバーの68位、6月の日本ゴルフツアー選手権で優勝した竹谷佳孝プロは通算18アンダーの69位タイという結果でした。
7,400ヤードでパー70「モンスターコース」と呼ばれる超ロングコースに苦しんだ結果となりました。
特に飛距離がそれほど出ない竹谷プロはかなり苦しい展開のゴルフでしたね。
さすがにここまでロングコースセッティングだと、持っている飛距離の差が出てしまいます。
それにしても7400ヤードでパー70というコースセッティングって・・・
ババ・ワトソンが脅威の424ヤード!
今年のマスターズ覇者、バッバ・ワトソンがドライバーの一振りで424ヤードと、とてつもない記録を残しました。
WGCブリヂストンインビテーショナルの3日目、ファイヤーストーンCCの16番ホール。
667ヤードの超ロングコースで「モンスター」という名称がつくほどの有名なコースです。
打ち下ろしの超ロングホールなので、とにかく飛距離を出すために作られたショー的なコースなのですが、そこでババ・ワトソンが424ヤードという、とんでもない飛距離を叩きだしました。
いくら飛ばすためのコースとはいえ、ドラコン大会でもないツアー中のドライバーショットですから凄いの一言。
まあ、その後の2打目をグリーン手前の池に入れてしまい、結局ボギー上がりだったのですが・・・
来週からの全米プロゴルフ選手権が開催される「バルハラGC」にも、590ヤードという超ロングの10番ホールがあるので、ちょっと期待してしまいますね。ババ・ワトソン本人は「飛ばすために来てるんじゃない」と否定していますが。
気になるタイガー・ウッズの状態
WGCブリヂストンインビテーショナルには、タイガー・ウッズも参戦していたのですが、3日目まであまり調子が上がらず、最終日の9番ホールで背中痛を再発させて途中棄権してしました。
今週末から始まる全米プロゴルフ選手権に向けてちょっと心配な状態です。是非タイガーにはケガを克服して、見る人を魅了するゴルフをもう一度見せて欲しいのですが。