ゴルフの練習場で他のアマチュアゴルファーのスイングを見ていると、スイングチェックをしながらスイングしてる人って意外と少ないんですよね。
特に、自分のスイングを動画で撮って確認してる人ってほとんどいません。
ちょっと前までなら、スイングを動画で撮るといっても、デジカメやビデオカメラをわざわざセットして撮る必要がありましたが、今はスマフォやタブレット端末で簡単に、しかも綺麗にスイング動画を撮ることができます。
是非、自分のスイング動画を撮影してみてください。
自分のスイング動画を見て現状を把握する
スイング改善は「自分のスイングをチェックする」ことから始まります。
私も自分のスイングを一から直そうと決意したとき、一番はじめに重点を置いたのが、自分のスイングのチェックでした。
それまでも、思いついた時にデジカメで自分のスイング動画を撮っていたのですが、ただ何となくチェックしたいところを観ていただけでした。体が回り過ぎているなー、とか、スイングプレーンがアウトインになっているなー、とか。
ですが、スイング改善を決意したときから、自分のスイング動画をしっかり分析することにしました。
自分の動画をパソコンで再生させて、谷将貴さんの「完全マスタープログラムDVD」のスイング動画と比較しながらチェックしました。
2つの動画をじっくり比較しながら、違う部分を何となく見るのではなく、できるだけ言葉にしてノートにメモするようにしました。
ただ見るだけで終わりにすると、その時は何となくわかったつもりでも、練習場でスイング練習するときに、それを具体化できないんですよね。
結構面倒なことでしたが、自分の動画と谷コーチの動画を比較して
・バックスイングで腰が伸びて前傾が崩れている
・トップで右手が甲側へ折れている
・ダウンスイングで腰が左前に移動している
などなど、ポイントポイントで動画を一時停止させながらとにかくノートにメモしました。
こうすることで、練習場でスイングするときも修正点が明確になったままスイング練習をすることができます。そしてその時のスイング動画をまた記録して、谷コーチのスイングと比較します。
バックスイングの腰の伸びを注意してスイングしたけど、しっかりスイングに反映されているか、谷コーチのスイングに近づいたかをチェックします。
自分のスイングをチェックすることが上達の近道
上記のように、
・自分のスイングの欠点を言葉にする
・修正点を意識して練習、動画を撮る
・谷コーチとのスイング比較
これを繰り返して、とにかく谷コーチのスイングに近づけるようにひたすら繰り返したところ、自分でも驚くほど上達が早まりました。それまで5年間くらいくすぶっていたのに、本番ラウンドをするたびにスコアがよくなるので、本当に効果を実感できましたね。
プロゴルファーは必ず自分のスイングチェックを行います。
自分のスイング動画を撮影して、自分自身で見なおしたりコーチとチェックします。
これは、何もプロだけに有効な方法ではありません。アマチュアゴルファーこそ自分のスイング動画をチェックすることが必要だと思います。
アマチュアゴルファーの場合、自分で自分のスイングを見ても、なかなかピンポイントで欠点を把握することはできませんが、プロゴルファーやツアープロコーチのスイング動画と比較することはできます。そしてスイング動画を比較しながらなら「どこがどう違うか」もわかるはずです。その違う部分があなたの欠点です。
自分のスイングの欠点を把握することは、上達には欠かせません。
ゴルフの上達に行き詰まった人には、自分のスイング動画を撮影して客観的にチェックをすることをお勧めします。
練習場でひたすら時間とお金をかけて練習するよりも、お気に入りのレッスンDVDを購入して自分のスイングと比較する時間をとった方が、何倍も早く上達すると思いますよ。