先日のフェデックスカッププレーオフ「ツアー選手権」が終了し、2013-2014年シーズンのPGAツアーが終了しました。
日本ツアーも終盤の大詰めにさしかかり、賞金王争いが熾烈となっています。
現在、小田孔明プロと、先日の「フジサンケイクラシック」で念願のツアー初勝利を飾った岩田寛プロが僅差で並んでいます。
で、実は日本ツアーの賞金王争いの6位に、石川遼プロがいます。
PGAツアーに本格参戦しており、日本ツアーの賞金の上積みがそこまでできない状況ですが、夏場の「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」の優勝が大きく順位を引き上げています。
現在1位の小田孔明プロが2014年9月24日現在で69,355,998円ですから、賞金王争いが拮抗しているとともに、ちょっと物足りなさも感じる日本ツアーとなっていますね。
そんな中、今週末の9月26日(金)から非常に楽しみな大会が開催されます。
欧州代表と米国代表が戦う「ライダーカップ」です。
ライダーカップとは?
ライダーカップとは、2年に1度開催される3日間の大会で、アメリカ選抜とヨーロッパ選抜のチーム対抗戦となる歴史の長い大会です。
今年は第40回記念となる大会で、ヨーロッパチームのホームとなる、スコットランドのグレンイーグルスホテルが舞台です。
過去39回の通算成績では、アメリカ選抜が25勝2分け12敗と大きく勝ち越しているのですが、過去10回の大会では、ヨーロッパ選抜が7勝と圧勝しています。
今年のメンバーを見ても、ヨーロッパチームに優位であると言えます。
世界ランクトップ、今年PGAメジャー2勝を果たしたロリー・マキロイ(北アイルランド)をはじめ、世界ランク3位のセルヒオ・ガルシア(スペイン)、世界ランク4位のヘンリック・ステンソン(スウェーデン)など、タレント揃いのチームとなっています。
上位3選手はPGAツアープレーオフのフェデックスカップでも好調を維持してましたから、ライダーカップでも活躍必至でしょう。
対するアメリカチームは、マスターズ覇者のバッバ・ワトソン、年間通して好調で一回り大きな成長を見せたリッキー・ファウラーが参戦しますが、ヨーロッパ選抜に比べるとやや劣っているメンバーです。
特に、チーム最年長で、毎年チームの牽引役となるフィル・ミケルソンの調子がイマイチですので、チーム自体の勢いもやや劣っているのではないか、というところです。
ですが、ゴルフは開催週の好不調が出やすいスポーツです。
特にPGAレギュラーツアーが終了し、一息ついている時期ですので、PGAツアーの成績関係なく、見どころある接戦となる可能性も十分にあります。
2012年に開催された前回大会では、2日目までアメリカ選抜にリードされていたヨーロッパ選抜が、最終日に4ポイント差を逆転して2連覇を決めただけに、今年も最後まで目が離せない戦いになりそうですね。