2014年8月8日(金)から3日間の日程で開催された国内女子の「meijiカップ」
最終日首位スタートの韓国の申智愛(シン・ジエ)選手が5バーディー、1ボギーと安定したゴルフを展開して、通算12アンダーで優勝しました。
6月の「ニチレイレディス」以来となる今季2勝目で、賞金ランキングも6位に浮上してきました。
meijiカップの開催地となった北海道出身の藤田光里プロは、4番ホールのパー4でダブルパーとなる8打の大叩きも響き、結局最終日は5つスコアを落として通算イーブンパーの32位タイに終わりました。
妹がキャディーを務め、地元選手として応援された藤田光里プロでしたが、プロの壁に跳ね返された形になりましたね。今後に期待です。
LPGAツアー会員資格を返上した申ジエ選手
申ジエ選手は、2014年1月にアメリカ女子ツアーであるLPGAツアーの会員資格を返上しています。つまりLPGAツアーの大会に出たければ、招待選手として招待されるか、チャレンジツアーや招待出場した大会で成績を残さなければなりません。
申ジエ選手はLPGAツアー会員を放棄した理由として以下のように語っています。
米国ツアー放棄に対する名残惜しさがないわけではない。しかし日本ツアーの比率を高めることにした以上、片方にオールインすることにした。双方を行き来して無理をすればゴルフには役立たないと考えた。韓国と米国で賞金王になったので今シーズンは日本ツアーで賞金王になるのが目標だ。
LPGAツアー会員資格を保持したまま日本ツアーに参戦することもできたのですが、それを放棄してまで参戦するということはよほどの覚悟でしょう。
と同時に、申ジエ選手にとって、アメリカ女子ツアーがそれほど魅力的なツアーに感じてこなくなったことも原因の一つでしょう。
もちろんLPGAのメジャー大会となれば、誰でも参戦したい大会であることに変わりはありません。
ですが、年々長距離化するLPGAツアーの諸々の大会では、飛距離の出ない体格で劣る選手には不利ですし、何より体にも相当な負担のはずです。
近年、韓国選手のLPGAツアー会員資格の返納は増えており、ツアー優勝経験者でもあるキム・ヨンとカン・スヨンも、日本ツアー参戦のため2010年と2011年にLPGAツアー会員資格を返納しています。
メジャー2勝を含むLPGAツアー11勝した申ジエ選手ですら日本ツアー参戦のためにLPGAツアーを放棄するということは、アメリカ女子ツアーがあまり魅力的に映らない、と同時に日本女子ツアーが魅力的に見えるツアーであるということが言えるでしょう。
海外選手から魅力的に見える国内女子ツアー。ぜひ日本人選手には誇りを持って国内女子ツアーを盛り上げていって欲しいと思います。
イメチェン?した申智愛(シン・ジエ)選手
申ジエ選手を以前から知っている人は2014年になって驚いたのではないでしょうか?
私も今年になって初めて申ジエ選手を見た時にビックリしました。
体重をかなり絞ったのもありますし、メガネをかけてない影響もありますが、一番は目を大きく整形されていますね。
韓国では美容整形はごく一般的で、年齢、性別に関係なく、ファッションを変えるようなノリで気分転換に整形を受ける人が多いみたいです。
レーシック手術を受けて視力を回復させ、メガネを外したことから「目をよりきれいに見せたくなった」という理由だそうですが、整形手術に馴染みのない日本人からしたら少々ビックリさせられた出来事でしたね。
申ジエ選手は、日本女子ツアーに参戦してすぐに日本語がペラペラに喋れるようになったほどの日本フリークです。是非、国内女子ツアーで世界ランク1位にも輝いた技術を疲労して活躍して、日本女子選手の刺激になって欲しいですね。