2014年海外メジャー第3弾「2014全英オープン」が7月17(木)から4日間の日程で開幕しました。
場所はイングランドのロイヤルリバプール。
初日首位に立ったのは、6バーディノーボギーのトータル「66」でラウンドしたロリー・マキロイ。
2012年の「全米プロゴルフ選手権」以来となるメジャー3勝目に向けて最高のゴルフでスタートしました。
地元ヨーロッパの開催だけに優勝に向けて気合も入っていることでしょう。
上位陣にはPGAツアーでお馴染みの面々も顔を揃えていますが、全英オープンだけあって、ヨーロッパの選手の顔触れも揃っています。
中でもイタリアのエドアルド・モリナリとフランチェスコ・モリナリの「モリナリ兄弟」が、ともに4アンダーの3位タイでスタートしたのも今後の展開が面白そうですね。
注目の日本人選手の初日は?
注目の日本人選手は松山英樹プロ、小田孔明プロ、塚田好宣プロが「69」でラウンドし、3アンダーと10位タイと好発進。
北海道合宿を一時切り上げ、全英オープンに緊急参戦した石川遼プロは2オーバーの84位タイとやや出遅れました。2日目の巻き返しと予選通過に期待したいところです。
3アンダー10位タイでスタートした日本人3選手の中でも、小田孔明プロの調子が良さそうですね。
難易度の高い出だしの1番ホールと2番ホールはともにボギー。5番のパー5でもティーショットを左サイドのブッシュに打ち込んでしまいアンプレアブル宣言。
しかし、ここでボールの位置をかなり下げて、残り250ヤード地点のフェアウェイから5Wを選択。ピンそば3メートルにつけてバーディーを奪いました。
このプレーから調子を取り戻したみたいですね。何しろアイアンの精度が抜群です。
コントロールショットが求められる全英オープンでは、アイアンの調子の良さは心強い武器になりそうですね。
松山英樹プロも3アンダーの10位タイ発進。初参戦となった昨年も10位発進でしたから、全英オープンは相性がいいのでしょうね。
今シーズンはPGAツアー優勝者として臨む全英オープンですから、是非好成績を残して欲しいと思います。
メジャー復帰戦となるタイガーウッズの成績は?
2014全英オープンがメジャー復帰戦となるタイガーウッズ。
腰のケガに苦しみ、今シーズンも結果を残せていないタイガーですが、全英オープンの初日は3アンダー10位タイとこれまた好発進。
小田孔明プロ同様、出だしの1番ホール、2番ホールで連続ボギーとつまづきますが、その後は安定したゴルフを見せてくれました。
3週間前のツアー復帰戦では予選落ちとしていただけに、ここ一番に強いのは百戦錬磨のタイガーならではといったところです。
タイガーウッズのゴルフで興味深かったのがドロー系の打球を多用していたこと。
ここ最近はフェードやスライス系の打球を多用していただけに、ケガの影響なのか、ケガを再発させないためなのか、それとも今回のコースコンディション特有の戦略なのか?
ドロー系のコントロールショットがビシッとはまり、初日10位スタートとなったようです。
やはり海外メジャーは毎年役者が揃いますね。残り3日間が楽しみです。