第114回全米オープン 心臓病を抱えるエリック・コンプトンが2位タイ

第114回全米オープン3日目は、各選手で明暗の差がでましたね。

注目の日本人選手、松山英樹プロは4バーディ、6ボギー、1ダブルボギーの「74」とスコアを落とし、トータル4オーバーの23位タイに後退しました。

全米オープンというメジャーの舞台は、はやり一筋縄ではいかないというを突きつけられたような結果であり、ゴルフ内容だった気がします。

全米オープン3日目の松山英樹プロのプレー

松山プロは、2番のバーディパットがカップに蹴られてボギーが先行。
続く3番では、フェアウェイからの第2打がナイスショットだったのに、グリーン奥の砂地のカート道へ。そこからのアプローチショットもミスしてしまい、5オン1パットのダブルボギー。

結局、6番までの序盤で5ストロークを落としてしまい、その後も波に乗れない感じでした。

松山プロは「距離感がずれて、大きなミスになってしまった」と、自身の不調が原因とコメントしていましたが、ショット、アプローチ、パットどれもそれほど悪くなかったように見えました。

今日のラウンドは、ピンの位置がかなり厳しいポジションでしたね。

前日に比べスコアを落とす選手が多かったですし、首位を独走していたドイツのマルティン・カイマーもスコアを2ストローク落としています。

それだけに、追いかける松山プロにもチャンスがあったのでなんとも惜しい結果でしたが、ピンをデッドに狙った結果なので仕方ありません。

昨年の全米オープンでは、最終日に大会ベストスコアの「67」をマークして、3日目39位から10位まで順位を上げて終わっているだけに、最終日の巻き返しに期待したいところです。

松山英樹プロ 全米オープン3日目までの成績
1日目:69
2日目:71
3日目:74

リッキー・ファウラーが「67」で2位タイへ急上昇!

25歳の若手リッキー・ファウラーが3日目「67」でラウンドし、トータル3アンダー、トップのマルティン・カイマーに5打差の2位タイにつけました。

早くから活躍して注目されている選手なので、若手というとちょっと違和感がありますが、リッキー・ファウラーもまだ25歳。

最近はメジャーでの活躍が目立っているだけに、明日の最終日も期待が持てますね。

エリック・コンプトンも「67」で2位タイ!

あまり聞いたことのない名前だと思いますが、エリック・コンプトンも3日目「67」でラウンドし、トータル3アンダーの2位タイにつけています。

彼は、幼少の頃から心臓に問題を抱え、1992年と2008年に2度の心臓移植という大手術を経験している選手です。

長年、ウェブドットコムツアー、カナディアンツアーで経験を積んだいわゆる苦労人で、2009年にベン・ホーガンアワードを受賞しています。

2011年のメキシコオープンでウェブドットコムツアーで初優勝し、同シーズンのウェブドットコムツアー賞金ランキングを13位で終えて、2012年にPGAツアー出場権を獲得した超遅咲きゴルファーです。

もちろん、遅咲きの原因は持病の心臓病が大きな要因だと思いますが、ハマると今日みたいなゴルフをする選手でもあります。

是非、全米オープン最終日もいいゴルフをして大会を盛り上げてもらいたいですね。

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