先日、いつものゴルフショップでスリクソンZ545ドライバーを試打しました。
最近仕事が忙しくて久しぶりに行ったのですが、馴染みの店員さんと話す中で「スリクソンのZシリーズがじわじわ人気を上げてるんですよ」と言って勧められたのがスリクソンZ545ドライバーでした。
私自身、ダンロップ製品にはあまり馴染みがなく、スリクソンシリーズもそこまで打ち込んだことがないのですが、今回Z545ドライバーを試打して、意外な評価に驚きました。
※2016年現在はZ565ドライバーが後継となります
SRIXON スリクソンZ545ドライバーの特徴
SRIXON(スリクソン)Z545ドライバーは、スリクソンZシリーズのドライバーです。
スリクソンのZシリーズというと「アスリート向け」という位置づけのシリーズ。
Zシリーズのドライバーは、Z545、Z745、Z945の3種類あって、Z945は数量限定モデル。実質的にはZ545かZ745のどちらかを選びます。
Z545ドライバーはつかまりのいい高弾道モデル。
Z745ドライバーは少し高さを抑えてドローやフェードを打ち分けるコントロールモデルです。どちらかというとZ745ドライバーの方がよりアスリート向けですね。
ヘッド体積と対応ロフト
Z545 | Z745 | |
---|---|---|
ヘッド体積 | 460cc | 430cc |
対応ロフト | 9.5度、10.5度 | 8.5度、9.5度、10.5度 |
特徴 | 飛距離重視でつかまりのいい高弾道モデル | ドローやフェードなどの弾道を打ち分けるコントロールモデル |
※2016年現在は後継モデルのz565、z765になります。
Z565 | Z765 | |
---|---|---|
ヘッド体積 | 460cc | 445cc |
対応ロフト | 9.5度、10.5度 | 9.5度、10.5度 |
詳細 | z565の詳細を見てみる | z765の詳細を見てみる |
SRIXON スリクソンZ545ドライバーの試打結果
抜群の振り抜きの良さ
Z545ドライバーを試打してまず一番に感じたのが、振り抜きの良さ、心地良い打感です。まさに本物!といった感触。
ダンロップの公式紹介では、Z745ドライバーの振り抜きの良さを推していましたが、Z545ドライバーも振り抜きが抜群です。
振り抜きの良さというのは、振りやすさにも関係します。
練習場でドライバーを練習しているとき、何回も打ってくるとドライバーが重く感じたり、逆に軽く感じたりすることありませんか?「思い切って振る!」という感覚だけが大きくなって、スイングのバランスが崩れたり、振ってる割に飛距離が出ないことはありませんか?
振り抜きの悪いドライバーはラウンドの後半になると違いが顕著に現れます。
Z545ドライバーは振り抜きの良さが際立つドライバーで、試打で何十球と打っているうちにその振りやすさに驚くと思います。
ラウンド後半疲れてくる局面でも、ドライバーが重く感じたりリズムが崩れるようなことが少なくなるドライバーです。
飛距離と高弾道も理想通り
飛距離と弾道も申し分ないです。
今流行の「高弾道で飛距離のでる打球」が実現できるので、本番ラウンドでも楽に飛距離を稼ぐことができると思います。
「アスリート向け」の印象が強いシリーズですが、一般のアマチュアゴルファーでも十分扱うことのできるドライバーですね。
初心者ゴルファーには向かないZ545ドライバー
但し、Z545ドライバーはゴルファーの技術を選びます。
Z545ドライバーを扱えるゴルファーは
- 安定して100切りできるゴルファー
- これから100切りを目指すゴルファー
のどちらかです。
初心者ゴルファーや、やっと100台に到達したアベレージゴルファーには難しいドライバーだと思います。
その理由はスイートスポットの範囲。
いわゆる「初心者向けのドライバー」よりもスイートスポットの範囲が狭くて、ミスショットにややシビアなドライバーです。ボールをスイートスポットでとらえた時、とらえなかった時の差がハッキリと出るドライバーです。
そのため、アベレージ以下のゴルファーだとミスショット連発でZ545ドライバーの長所を活かすことができないでしょう。
逆に100切り以上の技術を持つゴルファーには、抜群の飛距離と方向の安定感を出すドライバーになるはずです。
ヘッドが暴れることなく弾道も安定します。純正シャフトのMiyazaki Kosuma Blue6(ミヤザキコスマブルー6)との相性の良さもあるのでしょうね。
100切り定着を目指すゴルファーが、こだわりの1本として持つには最適なドライバーで、私自身「さらに上を目指すためにはこういうドライバーを持たないといけないなー」と実感させられた試打感想でした。
さすがZシリーズ、「ゴルフが上手い人が使うドライバー」というイメージそのままドライバーなので、使いこなすうちに愛着が持てるドライバーになりそうですね。