2015年2月13日(金)と言えば、13日の金曜日!?
・・・ではなく、ナイキゴルフの新ブランド「Nike Vapor ナイキヴェイパーシリーズ」の日本発売日です。
すでにアメリカでは発売が開始されていて、ネット通販ではUS仕様が手に入るヴェイパーシリーズですが、今回は満を持しての日本発売です。早速馴染みのゴルフショップに連絡を入れて、ヴェイパードライバーの試打に行ってきました。
特徴の違う3種類のヴェイパードライバー
今回発売となったヴェイパードライバーは3種類あり、それぞれ目的に合わせた特徴があります。
・ヴェイパー スピードドライバー
高弾道でかつスピン量を抑えたボールが打てるドライバー
直進性に優れていて飛距離を稼ぎたいゴルファーにお勧め
・ヴェイパー プロドライバー
中弾道の球筋で捕まりを抑えたボールが打てるドライバー
コントロール性を重視したいゴルファーにお勧め
・ヴェイパー フレックスドライバー
重心深度を浅く調節することにより無駄なスピンを抑えて初速の出る打球が打てるドライバー
ドライバーが吹け上がってしまうゴルファーにお勧め
3つのドライバーともフレックスが調節できる「フレックスロフト2.0」が採用されていて、ロフト角は8.5~12.5度で1度ごとに5段階、フェイスアングルはオープン、クローズ(±1.5 度)の3段階の調整が可能となっています。
発売直後もあり、やはり試打コーナーもヴェイパードライバー目的のお客さんで順番待ちになってました。
今回は「スピードドライバー」と「プロドライバー」の2本を試打してきました。
ヴェイパースピードドライバーの試打結果
ヴェイパスピードドライバー 純正シャフト:SR、ATTAS 6 STAR 6:S
ヴェイパースピードドライバーは、今流行りの高弾道低スピンを実現するドライバー。
20球くらい試打しましたが、相変わらず打音がいいですね。
Nike(ナイキ)独特の「カキーン!」っという高く響く打音がいかにも「飛んでる!」という雰囲気を作ってくれて、個人的に好きな打音の一つです。
ヘッドの重さはそれほど感じませんでした。
「ヘッドの重さで振られる」というよりも、自分で振り抜く振り抜きの良さが際立つドライバーですね。
肝心の飛距離、球筋も前評判どおり。高弾道・低スピンで高く遠くに飛ぶ打球を実現してくれます。
私が20球試した中では、ミスショットらしいミスショットを除き平均飛距離は220ヤードから240ヤード。キャリーで240ヤードといえば、私のフルショットでミート率の高い時の最大飛距離に近いヤードなので、飛距離アップは間違いなく狙えるドライバーであると言えますね。
あと個人的にいいなーっと感じた部分は「面構えの良さ」
ヴェイパードライバーは、独自技術の「フレックスロフト2.0」を採用していて、ロフト角とフェースアングルも自分で変えることができます。
フェースアングルをオープン、クローズで変えて打ちましたが、構えたときのフェースに違和感が全くありません。すっと構えて自然と振り切ることができるので、誰にでもどんなゴルファーにも扱いやすいドライバーなんだろうな、と感じました。
ヴェイパープロドライバーの試打結果
ヴェイパープロドライバー Diamana R60:S
ヴェイパープロドライバーも20球くらい打ってみましたが、まず一番に出てきた感想は「う~~~ん、結構難しいドライバーだぞ」でした。
ヴェイパスピードドライバーのあとに打ったから余計に難しく感じたのでしょうか?方向性を出すために操作感にこだわった作りなのはわかるのですが、その操作性が結構難しいのです。
方向性を出すための操作感がいいのはヴェイパープロドライバーです。スピードドライバーがオートマ車ならプロドライバーはマニュアル車といったイメージ。自分好みの打球のイメージがつきやすくドロー、フェードの打ち分けも可能です。
ですが打ち分けるための操作が難しい。難しいというのは反応がシビアということ。打ち分けのために自分ではちょっと調整したつもりのスイングが、打った打球では大きな違いとなって現れます。
ヴェイパープロドライバー、ひと言でいってしまえば間違いなく中上級者向けのドライバーで、初心者が持つべきドライバーではありません。
極めればドライバーの打球を自由自在に操ることができそうなドライバーでポテンシャルは十分に秘めていると思います。ただ私にはそのポテンシャルを十分に引き出すことは、試打の20球ではできませんでした。
アベレージゴルファーから80台ゴルファーには「ヴェイパスピードドライバー」の方がお勧めです。
純正シャフトでも十分な反応でしたが、私が試打で試したATTAS 6 STAR 6シャフトのSもそこまで硬すぎずいい感じでした。ヘッドスピードが42m/s以上のゴルファーに広く合いそうなシャフトでしたよ。