ウェッジは重さで打つ。
これは私がゴルフを始めて1年くらいのときに、ウェッジを買いに行ったときのゴルフショップの店員さんが言っていた言葉です。(今の馴染みのショップとは違います)
そのときに「ウェッジは重さで打つクラブなので、男性ならダイナミックゴールドにしましょう」と重量のあるDynamic Gold(ダイナミックゴールド)のシャフトを勧められたのでした。
大切なのはクラブのトータルバランス
スチールシャフトは、シャフトの捻れを抑えることができるため、クラブヘッドが暴れることなく精度の高いショットが打てるようになります。
一方でシャフト自体が重くなるため、フルショットするにはアマチュアゴルファーの筋力では制御できない点がウィークポイントでした。
質の良い軽量スチールシャフトの登場により、力がなくヘッドスピードが遅めのアマチュアゴルファーでも、クラブを上手に操作できるようになりました。
また、最近のカーボンシャフトでも同じような効果が発揮できるようになっています。
但し、ここで注意しなくてはならないのがクラブのトータルバランス。
軽量シャフトでアイアンが軽くなったのなら、ウェッジもそれに合わせて軽いセッティングにする必要があります。
人間の体は直前に動作した感覚をよく覚えているので、軽いクラブを振った後に重いクラブを振るとバランスが崩れ、ダフリやチャックリなどのミスショットが多くなります。
アイアンのフルスイングはナイスショットできるのに、ウェッジのフルスイングやアプローチになるとミスショットが多くなるのは、クラブの重さの違いが大きな原因です。
なぜ重いクラブだとミスショットが多くなるのか?
重いクラブでミスショットが多くなる原因は2つあります。
1.クラブが振り遅れる
2.ボールの手前にクラブが落ちる
クラブの重さを制御できる筋力がないため、振り上げたクラブが戻しきれずインパクトで振り遅れてしまいます。
クラブが振り遅れるとクラブが開いてシャンクが発生したり、無理やり戻そうと力むとダフリ、チャックリが発生します。
また、クラブの重さに耐え切れずボールの手前でクラブヘッドが落ちてしまうミスショットも多くなります。
バックスイングからトップの切り返しで手首のコックが自然に入るのですが、ダウンスイングでクラブの重さに耐え切れずコックは早めに解けてしまい、クラブヘッドが手前に落ちてしまうのです。
アマチュアゴルファーに重いクラブは必要ない
クラブバランスが良ければ重いクラブを使用してもよいのか?
アマチュアゴルファーに限って言えば、私は重いクラブは必要ないと思っています。
どうもアマチュアゴルファーは自分の力(筋力)を過信する人が多く、自分なら重いクラブも操作できると思っている人が多いです。
また、軽いクラブだとクラブが暴れるとか、操作性が悪くなるという人も多いです。
ハッキリ言って、アマチュアゴルファーのほとんどが重いクラブを操作できてないし、軽いクラブで操作性が悪くなるのは自分のゴルフの技術が未熟だからです。
私はダイナミックゴールドは、力のある上級者アマチュアゴルファーかプロゴルファーのみが使うことのできる「超上級者向けのシャフト」だと思っています。それほどあのシャフトは重くアマチュアゴルファーには制御できないクラブですよ。
アマチュアゴルファー向けのセッティングとして
ドライバーのヘッドスピードが43m/s以上のゴルファー
・アイアン:N.S.950
・ウェッジ:N.S.950 or N.S.1050
ドライバーのヘッドスピードが43m/s未満のゴルファー
・アイアン:カーボン製
・ウェッジ:N.S.950
がお勧めです。
ウェッジによるフルスイング、コントロールショットが苦手な方は、ぜひシャフトの見直しをお勧めします。
【お勧めウェッジ】フォーティーン DJ DJ-11 ウェッジ NS PRO 950GH HT
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軽いクラブにすることにより、驚くほどミスショットが少なくなることがありますよ。