ゴルフも体格の差がでるスポーツです。
体格が大きく、筋肉質の体つきをしていれば、それだけでヘッドスピードは上がり飛距離は伸びますし、飛距離が伸びれば人よりもピンに近づくことができるため、ゴルフマネジメントにおいても有利にプレーを展開することができます。
もちろんゴルフは飛距離だけではありません。
飛距離が出てもOBやハザードが多ければ意味ありませんし、スコアメイクにはアプローチやパターの上達が欠かせません。
とはいえ、同じくらいの技術、技量があるならば、やはり飛距離がある方が有利なことに変わりはありません。
最近では、クラブの進歩、スイング技術の進歩が進み、小柄な女子プロゴルファーでもとんでもない飛距離を出すゴルファーが増えてきました。
私もそれほど体は大きくないのですが、私よりも小さい女子プロゴルファーが、私よりも40ヤードも50ヤードも飛ばすのですからイヤになりますね(笑)
そんな小柄な女子ゴルファーの中で、今注目の選手をピックアップしてみました。
香妻琴乃(こうづまことの)プロ
香妻琴乃プロは2014年シーズン最も成長した選手ではないでしょうか。
ツアー初優勝こそ逃しましたが、7月の「サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント」で単独2位、国内女子ツアーが特別公認する日本開催の米国女子ツアー「ミズノクラシック」のプレーオフまでもつれこんだ大活躍は記憶に新しいと思います。
身長157cmで250ヤード以上を飛ばすドライバーショットが魅力でしたが、今年はショートアイアンも安定感が出てきました。
香妻琴乃プロと言えばグローブをつけない「ノーグローブ」でプレーする選手でしたが、ここ最近の試合ではグローブをしているようです。
もともと豪快でパワフルなフルスイングでしたが、今年はかなりコンパクトなスリークォーター気味のショットに変えたようですね。
堀奈津佳(ほりなつか)プロ
デビュー翌年の2013年に初優勝を飾ると、同年に続けて2勝目をあげるなど華々しく活躍している堀奈津佳プロ。
昨年のツアー2勝目以来、予選落ちをする大会も多く、少し安定感を欠くゴルフが続いていますが、トップ10以内に何度も食い込んでいますし、実力は本物です。
2014年未勝利は本人にとっても本意ではないはず。
2015年シーズンはきっと巻き返してくれるでしょう。
一ノ瀬優希(いちのせゆうき)プロ
2007年にプロテスト合格を果たし、2008年にツアーシード権を獲得しますが、その後調子を落とし一時シード権を失います。
その後、シード権復活を果たした後は、2012年に「全英リコー女子オープン」に出場するまでに活躍し、2013年シーズンに「Tポイントレディスゴルフトーナメント」で初優勝。
2014年シーズンもツアー2勝を飾るなど、大活躍が期待されたのですが、ツアー期間中に手首の怪我と左鎖骨付近の怪我で現在欠場中です。
負傷を公傷として扱う特別保障制度を適用されたため、復帰後は、保障の適用期間(痛みで欠場した6月上旬のヨネックス・レディースから1年間)と同数の試合に出場できます。
一日でも早い怪我の回復と活躍を願っています。
※ちなみに、一ノ瀬優希プロのお父さんはプロゴルファーの一ノ瀬喜一郎さん。以前テレビに一緒にご出演されていましたが、なかなか厳しそうなお方でした。。。
小柄な女子プロゴルファー共通点は?
注目の小柄な女子プロゴルファーとして取り上げた3人。
実は意外な共通点があるのです。
タレント原田伸郎さんが出演されている大人気のゴルフ番組「原田伸郎のめざせパーゴルフⅢ」に3人共出演経験があるのです。
しかも活躍する前の時代。
香妻琴乃プロと堀奈津佳プロは、プロゴルフ合格後の新人ゴルファーとして。一ノ瀬優希プロはツアー復帰を果たした直後。
まだ無名とも言えるときに出演し、その後3人が全員トッププロとして活躍されている実績を見ると、「原田伸郎のめざせパーゴルフⅢ」に出演することがジンクスになる、とも言えなくないですね(笑)
ちなにみこの番組には2013年の「全米プロシニアゴルフ選手権」で優勝した「井戸木鴻樹」プロが長くレギュラーとして出演されています。
「ドッキー」の相性で知られ関西ではかなり有名なプロゴルファーです。
そんなドッキーも3人が出演したときは「トッププロで活躍できる」と言ってましたから、見る人が見るとわかるものなのですねー。