PGAツアー2013-2014シーズンのレギュラーシーズンが終了し、フェデックスカッププレーオフが始まりました。
PGAツアーのレギュラーシーズンで獲得した、フェデックスカップ(FedexCup)ポイント上位125名だけが参加できるトーナメントで、2013-14シーズンの実質チャンピオンを決める大一番の大会です。
このフェデックスカッププレーオフには、日本人選手として松山英樹プロと石川遼プロの2名が参戦します。
松山プロ、石川プロともに、来季のPGAツアーシード権を獲得している状態ですが、このプレーオフで少しでも上位に食い込み、超一流の選手たちとしのぎを削って欲しいですね。
2013-14シーズンのフェデックスカップのプレーオフとポイント
フェデックスカップのプレーオフとポイントの関係が少しわかりにくいです。しかも毎年ちょっとずつ仕組みが変わるので、混乱する方も多いのではないかと思います。
ここで、初心者でも簡単にわかるように、ザックリと概要をまとめます。
細かい部分はありますが、ここでは概要把握を重視するため省略します。
フェデックスカップポイント
フェデックスカップは、PGAレギュラーシーズンの成績によって加算されていき、先日開催されたPGAレギュラーツアー最終戦「ウィンダム選手権」まで累計されます。
世界ランク1位のロリー・マキロイは、フェデックスカップポイントも2,582ポイントで1位ですが、フェデックスカップポイントランキング2位のジミー・ウォーカーの世界ランクは、何と松山プロより下の19位なのです。
つまり世界ランキング≠フェデックスカップポイントなのです。
う~ん、この時点でわかりにくいですね。
で、レギュラーシーズンのフェデックスカップポイントを保持したまま、フェデックスカップのプレーオフ第1戦に突入します。
第1戦の「ザ・バークレイ」では、PGAレギュラーツアーで貯めたフェデックスポイントをそのまま保持したままプレーオフがスタートします。
松山英樹プロの場合は1,267ポイント、石川遼プロの場合は681ポイントです。
上図のとおり、第1戦の結果FCPの上位100位が第2戦の「ドイツバンク選手権」に進み、第2戦の結果FCPの上位70位が第3戦の「BMW選手権」に進み、第3戦の結果FCPの上位30位が第4戦(最終戦)の「ツアー選手権」に進みます。
フェデックスカッププレーオフの最終戦となる「ツアー選手権」では、これまでのフェデックスカップポイントが全てリセットされ、30名が横一線でスタートとなり、純粋な4日間で行われるストローク勝負となり、優勝者が賞金1,000万ドルを手にします。賞金1,000万ドルですから、実質2013-14シーズンの賞金王となります。
つまり、第4戦(最終戦)までは、レギュラーツアーでポイントを稼いだ選手が有利ではありますが、松山英樹プロにも石川遼プロにもチャンスはあり、最終戦のツアー選手権に進めば、そこからはスタートラインは一緒。フェデックスカップ優勝と賞金王の可能性があるのです!
第1戦「ザ・バークレイ」の初日は?
フェデックスカッププレーオフ第1戦「ザ・バークレイ」の初日、石川遼プロは4アンダーの10位タイ、松山英樹プロは3アンダーの13位タイと好発進しています。
まずは、上位に残って、2人共第1戦を突破して欲しいですね。
チャンスはあります!ぜひ、日本代表として頑張ってほしいと思います!