第114回全米オープン カイマーが完全優勝!

第114回全米オープンゴルフは、ドイツのマルティン・カイマーが初日からの単独首位を守り、通算9アンダー、2位に8打差をつけての圧勝でした。

2010年の「全米プロゴルフ選手権」に続きメジャー2勝目、PGAツアー通算3勝目で名実ともにトップ選手の地位を確立しましたね。

通算1アンダーの2位タイには、3日目に共に「67」のスコアをマークしたリッキー・ファウラーとエリック・コンプトンの2人が入りました。

4日目もほとんどの選手がスコアを落とす中、マルティン・カイマーは「69」という安定したスコアで回ったのですから、本当に強いゴルフをしましたね。

注目の日本人選手 松山英樹プロの結果は?

4オーバー23位からスタートした松山英樹は、1バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの「74」と崩れて、通算8オーバーの35位でフィニッシュでした。

1番の第2打でグリーン右にこぼしてから、傾斜のついたアプローチを2打連続でミス。ウェッジとパターでそれぞれ打ったのですが、両方とも傾斜で足元に戻ってしまうというミスが重なり、出だしから痛恨のダブルボギー。続く2番もボギーを叩いてつまづいてしまいました。

そこから大崩することなく、なんとか4オーバーにまとめましたが、本人曰く課題の残るラウンドで、強くなるにはもっと練習が必要とのことでした。

本当にPGAのメジャー大会はコースセッティング、特にグリーン回りが難しいですね。

傾斜途中にカップが切られていたり、グリーンエッジ近くの最も難しい箇所に切られていたり、と。
パターの名手である松山プロが最終日のパット数が31となってしまったのも、コースセッティングの難しさを物語っていますね。

今後も若手の活躍に期待

最終日、リッキー・ファウラーは気合いのオレンジ色でしたね。
ド派手なカラーで意気込みが感じられます。

彼も一時期のような勢い任せのゴルフじゃなくて、年々冷静に状況判断できるゴルフに変ってきてますね。

もちろん、彼の持ち味である「攻めの姿勢」は全く変わっていませんが、状況に合わせた攻め方ができるようになった気がします。それがここ最近の安定した結果にもつながっているのでしょう。

そして、もう一人。攻めのゴルフといえば日本の「石川遼プロ」

今年は残念ながら全米オープンゴルフの舞台に立てませんでしたが、彼の観客を魅了する攻めのゴルフを、PGAのメジャー大会で見たいですね。

できれば、松山プロと上位争いを演じるような、そんな白熱したゴルフをいつか見せて欲しいものです。

第114回 全米オープンゴルフの結果
1 -9 M.カイマー 65 65 72 69 271
2 -1 E.コンプトン 72 68 67 72 279
2 -1 R.ファウラー 70 70 67 72 279

35 +8 松山英樹 69 71 74 74 288
67 +29 谷口徹 72 73 88 76 309

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