2014年の海外メジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」が2014年8月7日(木)から4日間の日程で開催され、ロリー・マキロイが見事海外メジャー最終戦を制しました。
これで全英オープンに続き、海外メジャー2連覇。
先週のWGCブリヂストンインビテーショナルの優勝に続き、PGAツアー連勝でメジャー最終戦を締めくくりました。
最終日の8月10日(日)は、激しい雨の影響で1時間47分間の中断となり試合展開が遅れる状況となりましたが、終始落ち着いたプレーを見せていましたね。
一時期、フィル・ミケルソンやヘンリック・ステンソンに並ばれる展開となりましたが、最後は勢いの差がそのまま出た形でした。
それにしても今年に入ってのロリー・マキロイは凄いの一言!
優勝する勢いだけでなく、堅実に勝てるゴルフを展開して、優勝できない試合でも安定感は群を抜いていました。
契約しているナイキゴルフとのフィッティングが合ってきたのもありますし、オフのトレーニングが充実していたのでしょう。体も一回り大きくなり、胸筋は物凄いものがありますしね。
同年代のリッキー・ファウラーもここへきて調子を上げて、常に上位争いを演じていますし、世代交代の始まりを予感させる結果です。
ここに、是非松山英樹プロや石川遼プロも加わって欲しいのですが、2人には来シーズンに期待ですね。
全米プロゴルフ選手権の日本人選手の結果
決勝ラウンドに進んだ松山英樹プロ、小田孔明プロは、結局松山プロが5バーディー、2ボギーの「68」。トータル281の3アンダーでホールアウトして37位タイ。小田プロは4バーディー、2ボギーの「69」でラウンドし、トータル282の3アンダー45位タイで4日間の戦いを終えました。
予選落ちとなった石川遼プロ、谷原秀人プロ同様、やはりメジャー屈指の超ロングコースと連日の悪天候に苦しんだ形となりましたね。
松山英樹プロは前半アウトコースではバーディーを奪うものの、後半インコースでスコアを崩すという試合展開を払拭できないまま4日間が終了してしまいました。
コースの相性もあると思いますが、やはりここへ来ての疲れが、後半スコアを崩す原因の一つではないかと思います。
アメリカPGAツアーに参戦することは非常にタフな体力が求められます。
難しいコースコンディションに加え、移動や環境の変化に伴う疲れは想像以上に選手を苦しめます。アマチュアゴルファーの方もたまに旅行に行くと移動だけで疲れてしまうことがあると思いますが、それを毎週繰り返すわけです。
スポーツ選手の疲れは蓄積して、シーズン後半に影響します。
どんなにケアしても慣れの部分もあり、シーズン1、2年目は移動と環境の変化だけでもかなり体に負担が大きいはずです。
ここ最近、松山プロは手首や背中を痛めていますし、なるべく体に負担をかけないゴルフ、練習を身につけて、長く活躍して欲しいと思います。
PGAツアー2年目となる来シーズンは、今シーズンよりもずっと上位争いが多くなるでしょうし、4大メジャー大会でも今年よりもいい成績を収めてくれることと思います。