2014年7月17日(木)から4日間の日程で開催された「2014全英オープン」は、20日(日)最終日が終了し、ロリー・マキロイが通算17アンダーで初日からの首位を守り完全優勝を果たしました!
ロリー・マキロイはメジャー3勝目です。
最終日は天候も良く、追い上げる選手には絶好の展開。
多くの選手がアンダーパーでラウンドし、スペインのセルヒオ・ガルシアとアメリカのリッキー・ファウラーが好調に追い上げましたが、ロリー・マキロイは焦ることなく着実なゴルフ内容で優勝を成し遂げました。
有名選手3人による最終日の盛り上がり
全英オープン最終日はロリー・マキロイ、リッキー・ファウラー、セルヒオ・ガルシアと、有名選手3人による活躍で、大いに盛り上がりました。
リッキー・ファウラー、セルヒオ・ガルシアもともにいいゴルフを展開したのですが、ロリー・マキロイが良すぎましたね。
何しろショットが安定していました。
トラブルらしいトラブルはなく、終始安定したゴルフを展開し、つけ入る隙が全くなかったです。
ショットの安定は、下半身上半身の筋力強化によるものでしょう。
昨年から比べると、体が一回りも二回りも大きく見えました。特に上半身の強化は凄いものがありますね。
バランスのよい筋力強化でスイング時の体のブレがなくなり、ロリー・マキロイ独特の「ダウンスイングで沈み込むスイング」をしても安定したショットが生まれるようになったのだと思います。
この筋力強化(体幹強化)によるスイングの安定は、日本人選手にはちょっと真似できない方法ですね。改めて欧米選手との体格の差を突きつけられた気がします。
最近はカラフルなクラブが流行り!?
各選手、契約しているスポンサーのウェアを着ています。
今回の上位選手で言えば、ロリー・マキロイはナイキ、リッキー・ファウラーはプーマで、若い人が着たくなるようなオシャレなウェアを着ていました。
そして最近は、クラブの色にも個性が表れています。
マスターズチャンピオンのババ・ワトソンはピンクが大好きで、ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティのヘッドは全てピンク。キャディバッグもピンクです。
ロリー・マキロイは赤が好きなようで、クラブヘッドは赤色でしたし、リッキー・ファウラーはオレンジ色のウェアにクラブヘッドもオレンジ色でした。
確かに、クラブといえば、黒か白のヘッドしかないですから、もっとカラフルな色のバリエーションが増えても面白いかもしれないですね。
2014全英オープン 日本人選手の結果は?
予選通過した松山英樹プロと小田孔明プロ。
松山英樹プロは最終日1アンダー、通算1アンダーの39位タイフィニシュ。
小田孔明プロは最終日5アンダーと巻き返し、松山英樹プロと同じく通算1アンダーの39位タイフィニッシュ。
最終日の松山プロはパターの不調が響いて、出入りの激しいゴルフでした。
今年の全英オープンは終始波に乗れない結果となってしまいましたね。
小田孔明プロは最終日はいいゴルフを見せてくれました。日本でのショットの安定さが最終日にしてようやく出た形です。2日目に崩れたのが痛かったですね。
来年の全英オープンは、聖地「セント・アンドリュース」
石川遼プロ、松山英樹プロをはじめ、日本人選手が聖地「セント・アンドリュース」で活躍する姿を是非見てみたいものですね。