6月19日(木)からノースカロライナ州のパインハーストNo.2で開催されている「全米女子オープン」
2日目までの予選ラウンドが終了して、日本人選手は12人が出場し、横峯さくらプロ、成田美寿々プロ、森田理香子プロと、そしてなんとアマチュアの16歳橋本千里さんが日本人史上最年少で予選通過を果たしました。
横峯さくらプロは2日目に「68」でラウンドして、初日の4オーバーから通算2オーバーとして7位タイ。3日目、4日目に期待が持てます。
成田美寿々プロは通算6オーバー28位タイ、森田理香子プロが通算9オーバーの50位タイ。
そして、通算9オーバー57位タイでギリギリの通過ながら、アマチュアの16歳、橋本千里さんが日本人史上最年少で全米女子オープンを予選通過しました。
日本人女子選手は若手の台頭が目覚ましい!
橋本千里さんは、4月に国内女子ツアー「KKT杯バンテリンレディスオープン」を制した勝みなみさんと同学年の16歳。5月の日本地区最終予選会を通過して全米女子オープンの出場権を手に入れました。
最近の日本人女子選手は若手の活躍が目立っています。
3月のアクサレディースで4位、5月のほけんの窓口で6位に入った柏原明日架選手、5月のサイバーエージェントでも2位に入った森田遥選手、同じくサイバーエージェントで4位に入った堀琴音選手と10代の活躍が目立っています。
今活躍している10代選手の下地となっているのは、今回の全米女子オープンにも出場した、宮里藍プロ、宮里美香プロ、横峯さくらプロ、有村智恵プロの世代の活躍が大きいでしょうね。
彼女たちの活躍で女子ゴルフ界が盛り上がり、女性のゴルフ競技人口が増え、アマチュア選手や子どもたちのレベルが大いに底上げされました。
その意味で、単にゴルフの認知度を上げたというだけではない「見えない部分への貢献」というのはとても大きいと思います。
※そういう意味では石川遼プロの日本での活躍の影響は本当に大きく、結果も含め尊敬されるべき選手なんですけどね。
今回は横峯さくらプロ以外は予選落ちしてしまいましたが、彼女たちと10代選手が優勝を争う試合を今後期待したいです。
ミシェル・ウィー悲願のメジャー初優勝なるか?
2日目予選ラウンド終了時点で単独首位になったのは、通算4アンダーのミシェル・ウィー。
今年に入り優勝1回を含み、常に上位争いを演じていて成績が安定しています。
豪快な飛距離はそのままに、ずいぶんと落ち着いたゴルフをするようになって、「芯の強いゴルフ」をしているように感じます。
手首の故障などにより本来の実力を発揮できない時期もありましたが、今回の全米女子オープンで悲願のメジャー初優勝となるか注目です。
そして、通算1アンダーで単独2位に入ったレクシー・トンプソンもミシェル・ウィー同様若くから活躍した「天才少女」。
2007年の全米女子オープンに、12歳4カ月という史上最年少での出場を果たして一躍有名になりました。
今年は4月に開催された米国女子メジャー「クラフトナビスコ選手権」でミシェル・ウィーを抑えてメジャー初優勝。
この「天才少女」と呼ばれた2人の対決にも注目ですね。