2014年12月12日(金)にテーラーメイドからR15ドライバーをはじめとする「R15シリーズ」のクラブが同時発売されます。
テーラーメイドのRシリーズは、SLDRシリーズが出てきて無くなったものだと思っていたのですが、ここへきて復活ですね。
私自身、テーラーメイドのRシリーズはR11のフェアウェイウッドとユーティリティ(レスキュー)、R11Sドライバーを使用していたので、興味津々でR15ドライバーの試打に行ってきました。
R15ドライバーは460と430の2種類
今回発売されるR15ドライバーは460と430の2種類です。
460と430の違いはその数字とおり体積の違い。
最近は、各メーカーこの組み合わせで発売するドライバーが多いですね。
R15最大の特徴は、SLDRドライバーにも採用されている「フロント・トラック・システム」
2つの「スライディング・スプリット・ウェイト」と言われる錘を左右に移動することにより、4種類の弾道に合わせたセッティングが可能です。
また、フロント・トラック・システムに採用されている「ロー・フォワード・シージー設計」といわれる設計で、SLDRドライバーよりも、さらなる低・前重心を実現していて、流行の「高弾道かつ飛距離のでるスピン量」の打球が打ち出しやすくなっています。
R15ドライバーを試打した感想
今回は以下2つのドライバーセッティングで試打しました。
※ショップで用意した種類に限りがあったので・・・
・R15ドライバー460
ロフト:11度
シャフト:TM1-115(SR)
・R15ドライバー430
ロフト:10度
シャフト:TourAD MJ-6(S)
個人的にSLDRドライバーが「打球が吹け上がりすぎる」という印象で、低・前重心はハイロフト仕様では合わないのでは?と思っていたのですが、R15ドライバーはその欠点が見事に改善されていました。
[参考]SLDR S 白ヘッドドライバーの試打結果 (内部リンク)
振りぬきの良さはそのままに、力強い打球がビシビシ出てきます。
スピン量も適切な回転数に収まり「高弾道かつ伸びのある打球」が実現しやすいドライバーという印象です。
純正のTM1-115(SR)ではやや柔らかめですが、R15 460であれば荒れることもなく、シャフトのしなりをそのまま打球の力強さに活かせる印象です。
R15 430はやはり小さ目ヘッドということもあり、操作性重視です。
その分460よりはミスショットにシビアなので、純正の柔らかめのセッティングだと操作が難しいかもしれません。
私自身、R15ドライバー430の試打のときは「TourAD MJ-6(S)」で試しましたが、ややオーバースペック。
ヘッドスピード42m/s以下のアマチュアゴルファーの場合「R15 460で純正シャフト」のセッティングがなかなか相性が良いと感じました。
「フロント・トラック・システム」の威力は健在。
ドローセッティング、フェードセッティング、ウェイトを動かすことにより、見事に球筋を打ち分けることができます。
フェード、ドロー意識することなく、スタンダードな構えでストレートボールを打つ意識でスイングすれば、あとは勝手にドライバーが打ち分けてくれる印象です。ここはSLDRドライバーのいい印象をそのまま受け継いだ形ですね。
個人的な印象はかなり上出来です。
前回のSLDRドライバーの印象があまり良くなかった点もありますが、R11Sドライバーを初めてスイングしたときの「このドライバーは飛ぶ!」という感覚と同じものを感じました。
振りぬきの良さ、スイングデータから見られる飛距離とスピン量から、間違いなく飛距離アップにはつながりそうです。
但し、セッティング次第で大きく性質を変えるドライバーでもあるので、できればいろいろなセッティングで試打をしてから購入することをお勧めします。