2014年7月24日(木)から米国メリーランド州のケイブスバレーGCで開催されている、国別対抗戦「インターナショナルクラウン」
日本からは「宮里藍&横峯さくら」ペアと「宮里美香&比嘉真美子」ペアが日本代表として参戦しています。
大会2日目は、オーストラリアとの対戦になったのですが、キャサリン・カーク、リンゼイ・ライト組と宮里藍、横峯さくら組の対戦が、フォアボールマッチプレー特有の、非常に見応えのある対戦となりました。
フォアボールマッチプレーとは?
フォアボールマッチプレーとは2対2で行うマッチプレーです。
フォアボールとは、1つのホールで2人のうちいい方のプレーヤーのスコアを採用する方式です。
例えば、1番ホールで宮里藍がバーディー、横峯さくらがパーなら、日本チームの1番ホールの結果はバーディーとなります。
またマッチプレーですので、何打であがったかはあまり関係ありません。
例えば、1番ホールで日本チームがバーディー、相手チームがダブルボギーでも、日本につくのは1ポイント(1UP)だけです。
残り7ホールで6ダウンからの引き分け!
2日目のオーストラリアのキャサリン・カーク、リンゼイ・ライト組と宮里藍、横峯さくら組の対戦は、残り7ホールで6ダウン(6ポイント負けている状態)とかなり不利な状態。
マッチプレーですので、次の12番ホールで負ければ、6ホールを残して日本の負けが決定します。
私もゴルフ中継を観ていて「これはもう負けかな」と思っていましたが、ここから宮里藍&横峯さくらペアの怒涛の追い上げが始まります。
きっかけとなったのは、12番ホール。
横峯さくらがバーディパットを決めて、この日初めてポイント(UP)を奪った後に、競技委員がこの組がスロープレーであると判断して、時間計測をすることになりました。
確かにそれまでオーストラリアのペアのプレーが遅いな、と感じていたので、競技委員の指摘は妥当だと思ったのですが、これでオーストラリアのペアが動揺しました。
直後の13番でボギー、14番は何とダブルボギー。日本は3連続アップで3ダウンまで戻します。
そして圧巻は17番のパット勝負。
カラーからのパッティングとなった横峯さくらが、15メートルのバーディパットをねじ込み勢いは一気に日本チームへ。
結局最終18番ホールもアップを奪い、終わってみればオールスクウェア(引き分け)。宮里美香、比嘉真美子ペアはオーストラリア組に勝利していたので、勝ちに等しい引き分けでしたし、3日目に向けてかなり勢いのついた巻き返しでした。
3日目はグループ首位をかけて韓国との対決
3日目はBグループの首位の座をかけて韓国との対決です。
韓国もBグループ2位につけていますし、何よりLPGAツアーのメジャーチャンピオン「チェ・ナヨン」率いるチームです。
接戦が予想されますが、2日目にオーストラリアに追いついた勢いそのままでいけば、きっと勝利してグループ首位を決めてくれるでしょう!
日本が初回チャンピオンとなった「ワールドカップ女子ゴルフ」同様、今回が初回となる国別対抗戦「インターナショナルクラウン」でもチャンピオンになって欲しいですね。