石川遼プロの2年ぶり国内ツアー優勝に確かな成長を見た!

北海道のザ・ノースカントリーゴルフクラブで開催されていた国内男子ツアー「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」で、石川遼プロが優勝を果たしました!

石川プロの国内ツアー優勝は2012年11月「三井住友VISA太平洋マスターズ」以来で、PGAツアーを一時的に切り上げ、国内で調整するための第1戦で見事な優勝です。

最近の石川プロに対するネガティブな報道や解説に、とりあえず結果で反論した形ですね。

スイングやショットに迷いは感じなかった石川遼プロ

石川プロは現在、スイングやショットの精度改善のため、全英オープン出場権のかかるPGAツアーを欠場して日本に戻り調整をしています。

目先のメジャー大会出場よりも、スイングやショットの精度向上が今後につながると判断したからでしょう。

確かに、最近の石川プロはスイングやショットの精度を落としており、特にフェアウェイキープ率が極端に落ちていました。PGAツアーをテレビで見ていてもスイングリズムを崩している感じでしたね。

今回の国内ツアー「セガサミーカップゴルフトーナメント」の中継を見ていても、まだスイングリズムは確実に安定していない感じでした。

ですが、スイングの選択と実際のショットに迷いは全く感じられませんでした。

一番印象的だったのは、最終日13番ホールの第2打。

ピンまでの残りは170ヤードで、ピンのポジションは手前のバンカーを越えた約6ヤードの位置にあり非常に難しいセッティングです。

しかも、同組の小田孔明プロを1打差で追う状況だったのでミスショットすれば差が開いて勝負あり、の展開も考えられました。

ここで石川遼プロは、つま先上がりでボールはドロー回転がかかりやすいことを計算にいれ、グリーンの外に打ち出すショットを選択し、見事ピンそば20センチの位置につけました。

このときのクラブ選択、スイング選択、ショットに迷いは全く感じられませんでした。むしろ今の自分にはこの状況でそのショットをすることが求められているんだ、という強い意志を感じた一打でした。

やはり見ていてワクワクする石川遼プロのゴルフ

やはり石川遼プロのゴルフは見ていてワクワクしますね。

他のプロゴルファーにはないスケールの大きさを感じるゴルフです。

私は当ブログでも過去に石川遼プロに言及しましたが、日本のファンやマスコミは石川遼プロに何を望んでいるのでしょうか?

もちろん結果が全てであり、いい結果が残せるのが一番いいのは決まっていますが、スケールの小さいまとまったゴルフをして、安定して上位に食い込むゴルフを期待しているのでしょうか?

それは違うと思いますよね?
若干22歳の若者にそんなゴルフはして欲しくないです。

16歳アマチュアで国内ツアーを優勝したとき
世界記録となる1ラウンド「58」で回り優勝したとき

常に攻めのゴルフを貫いて自分を信じてプレーしているからこそ、多くの人の心を魅了しているのだと思います。

石川遼プロには今回の「セガサミーカップゴルフトーナメント」で見せた、自分の意志を信じたショットを続けて結果に結びつけてほしいと願っています。

そして今回の国内ツアー優勝が、何かのきっかけになってくれると良いですね。

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