2014年7月3日に発売された「テーラーメイド SLDR S ドライバー」を発売日当日に早速試打してきました。
【販売サイト】テーラーメイド SLDR SLDR S ドライバー TM1-414
SLDR Sの最大の特徴はロフトアップ。
TM1-414シャフトのロフトラインナップは「10度、11度、12度、14度」の4種類で、従来のロフト角よりもかなりロフトが大きくなり、フェースが寝る格好になったドライバーです。
キャッチフレーズも「ロフトアップが、みんなの飛びへ」
早速ロフトアップの効果を試してきました。
注目されているテーラーメイドの新ドライバー
仕事終わりの平日の夜にもかかわらず、テーラーメイドの新ドライバーSLDR Sを試すお客さんが結構いました。
やはり従来にないロフトアップという変更は大きいインパクトになっているみたいですね。
いつもの馴染の店員さんに声をかけるも「申し訳ないですが今日は1人10分まででお願いします」との制限つき。
確かに、私が店に行った午後7時くらいの段階で、SLDR Sの試打を求めるお客が5人くらい待ってましたから、時間制限をかけないといつまで経っても順番が回らなそうですね。
SLDR S ドライバーを試打した感想
今回はTM1-414シャフトの11度、12度を試しました。
一番試したかった14度は在庫なし!人気があるのかもともとの数が少ないのか、どこも在庫なしだそうです。一番14度が試したかったんですけどね。
それでも12度ドライバーは普段使っている10.5度よりも1.5度アップ。3Wに近いようなロフト角ですね。
スイングしてまず一番印象的だったのは「振りやすい」ということ。
SLDR S ドライバーは、ものすごく振りぬきがいいドライバーなんです。
これは、SLDRドライバーにも採用されている、ロー・フォワード・シージー(低・前重心)設計の効果とクラブ重量が10グラム軽量化された効果でしょうね。
ダウンスイングでのヘッドの走りを実感しながらスイングすることができるので、振りぬく感覚がものすごく心地いいんです。
実際、従来のドライバーと比較するため、私が今現在使用している「テーラーメイド R11S ドライバー」と計測結果を比較してみたのですが、ヘッドスピードは平均して1~2m/s上がっていました。
ヘッドスピードを高める効果は確かにあるようです。
そして注目のハイロフト化。
これについては「う~ん・・・どうなん?」という感想です。
確かに「高弾道で飛距離を稼ぐ」は実現できます。
従来のドライバーと比べ高弾道になるのは間違いなく、飛距離も落ちることはありませんでした。
ですが、低スピンにならないんです。
高弾道で低スピンを実現するはずが、スピン量は従来のドライバーよりも上がってしまい、12度のSLDR Sドライバーの場合は結構上がっていました。
スピン量が上がって考えられるのは、風の抵抗を受けやすくなることと地面に落ちてからランが出ないことです。
特にドライバーショットにとって風の抵抗を受けやすくなるのは致命的です。
もちろん、この結果はあくまでも「私の機械での計測結果」であり、他のゴルファーにはあてはまらないかもしれませんし、実際に練習場やコースでのショットは全然違うものかもしれません。
振りぬきやすさは最高!ヘッドスピードも間違いないく上がる!でもハイロフト化の恩恵はあまり感じられなかった。
というのが今回のSLDR Sドライバーの試打感想です。
【販売サイト】テーラーメイド SLDR SLDR S ドライバー TM1-414
ハイロフト化に疑問が残ったので、ゴルフショップのシミュレーションだけでなく、実際に練習場やコースで打ってみたくなりましたね。