日本ゴルフツアー選手権 竹谷佳孝プロがツアー初優勝

6月19日~22日の日程で開催されていた「日本ゴルフツアー選手権」

竹谷佳孝プロが2日目からの首位を守りきり、国内ツアー初優勝をメジャータイトルという大舞台で成し遂げました。

本大会の竹谷プロはパターが神がかってましたね。
メジャーのコースコンディションで決して簡単なグリーンではないはずなのに、10ヤード近くのパターをことごとく決めていました。

特に、2連続でボギーをした後の9番ホールからの5連続バーディー。
中継の羽川プロ、加瀬プロもため息を漏らしていたくらいで、何というか、完全にゾーンに入ったようなゴルフでした。

強気強気で攻めて、それがいい方に展開していく。
もちろん、カップを外してかなりオーバーするときもありましたが、竹谷プロは全く気にしない様子で返しのパットを入れて、次のホールでも強気の攻めを展開していました。

メジャーという大舞台で勝利するということは、運も必要かもしれませんが、その運を引き寄せるのは実力であり、強気な姿勢とブレない姿勢なんだな、と竹谷プロのゴルフを見て改めて感じました。

竹谷佳孝プロのゴルフを見ていて感じたこと

ゴルフ中継を見ていた方なら感じたと思いますが、竹谷プロはそれほど体が大きくありません。むしろプロゴルファーの中では小さい方でしょう。

ネットの情報では、身長169cm、体重62~64kg。
身長もそうですが、体重が少ない。見た目通りの細さなのですね。

私自身も身長も体重もあまりない体型なので、竹谷プロや上平栄道プロなど体が小さい人の活躍は、他のプロゴルファー以上に応援してしまいます。

そんな竹谷プロ、ドライバーショット、アイアンショットでもクラブを短めに持ち、コントロールショットに徹していました。(もちろんプロですから私よりは全然飛びますけどね)

ただでさえ体が小さく飛距離がでない中で、あえてそこからさらに飛距離を犠牲にしてコントロールショットに徹する姿に芯の強さを感じました。

しかも、最終日のラウンドでは、1番ホール以外、ドライバーショットもアイアンショットもグローブ(手袋)をしていませんでした。左手にグローブをしないで素手でクラブを握りスイングしていました。

米国PGAツアーでは素手の選手はたまに見かけますが、国内男子では珍しいですよね。高校時代まで野球をやっていたこともあって握力が強いのでしょうかね。

コツコツと経験を積み重ねて実力をつけてきた竹谷プロには今後も活躍して欲しいですし、何より「体が小さい」という点で無条件で応援したくなりますね!

ちょっと後味の悪い終わり方

18ホールのラウンドが終了した時点で、竹谷プロ、イ・サンヒ選手が17アンダーで並んでプレーオフ!という展開になるところだったのですが、イ・サンヒ選手が11番ホールのグリーン上でラインを指で押さえた、という裁定で2打罰を受けて通算15アンダーになりました。

確かにVTRを見ると押さえたように見えるので、裁定は仕方がないように思えますが、なぜ、イ・サンヒ選手に状況を聴くようなことをしたのでしょうか?

イ・サンヒ選手に聴けば「払っただけ」というのは当然です。
私もイ・サンヒ選手のようなトッププロがラインを押さえることが反則であることは知っていると思うし、行為自体も払っただけだと思います。

なぜ競技委員の意見を一致させて素直に決定できなかったのか?
イ・サンヒ選手に自らやったと言わせたかったのか?
結局最後まで「払っただけ」と主張したイ・サンヒ選手の意見は通らず2打罰だったのですから、競技委員の決定後に事実を伝えるだけで良かったのでは?と思ってしまい、なんとも後味の悪い終わり方でした。

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