アメリカPGAツアーの2013-14年シーズン最終戦、フェデックスカッププレーオフ第4戦の「ツアー選手権 by コカ・コーラ」が2014年9月11日(木)に開幕しました。
文字通りPGAツアー2013-2014年シーズンの最終戦であり、フェデックスカッププレーオフ第3戦「BMW選手権」を通過した、ランキング上位30までが参戦できる最高峰の戦いです。
→[参考]PGAフェデックスカッププレーオフの仕組みについて
優勝賞金は1000万ドルという、日本では考えられないとんでもない賞金で、PGAツアーに参戦しているプロゴルファーなら誰しも目指す頂です。
日本からも松山英樹プロがツアー選手権に参戦。2008年の今田竜二プロ以来となる最終戦出場です。
これまでのポイントランキングは一旦全てリセットされ、最終戦のツアー選手権のスコアで結果が決まる戦いですから、松山英樹プロにも十分チャンスのある戦いです。
注目のツアー選手権初日の結果は?
ツアー選手権、注目の初日の結果は、最終組でプレーしたランキング1位のクリス・カークと2位のビリー・ホーシェルが、ともに4バーディ、ノーボギーの「66」をマーク。4アンダーの首位でスタートしました。
フェデックスカッププレーオフ期間の勢いが、そのまま初日の結果に表れましたね。
また、マスターズ覇者のバッバ・ワトソンが1打差の3位タイ、全英オープン、全米プロゴルフ選手権の覇者ローリー・マキロイが3打差の11位タイ。
他には、セルヒオ・ガルシア、アダム・スコット、リッキー・ファウラー、などPGAレギュラーツアーで活躍したゴルファーが11位タイと、まずまずのスタートを切っています。
全英オープン、全米プロゴルフ選手権を制し、今季PGAツアー優勝4回と、今最も勢いのあるロリー・マキロイですが、フェデックスカッププレーオフは少し精細を欠いたゴルフをしています。
先週の第3戦「BMW選手権」の後は自宅に帰ったり、NFLを観戦するなどリフレッシュしたようです。
個人的にも、ロリー・マキロイ選手にはPGAレギュラーツアーのような圧巻のゴルフを展開して、是非優勝を目指して頑張って欲しいですね。
松山英樹プロのツアー選手権初日の結果は?
松山英樹プロは1イーグル、2バーディ、5ボギーの「71」。1オーバーの20位タイのスタートとなりました。
首位と5打差のスタートとなりましたが、残り3日間を考えれば追いつけない差ではありません。
今回のツアー選手権の初日は、松山英樹プロには珍しく、ドライバーのミスショットが目立ちました。特にINに入ってからのショットは精細を欠いていて、松山英樹プロ本人も「10番で曲がってからおかしくなった」とコメントしているとおり、ショットに不満を残しています。
ですが、今回のようなショットの乱れは、1日で十分修正できる微調整レベルのものですし、前半も悪いながらも粘りのゴルフを展開していました。
得意のパッティングは悪くなく、9番(パー5)では残り276ydを3Wで2オンに成功し、残り6mのイーグルパットは自信を持って流し込んでいました。
2日目以降、ショットの乱れが修正され、パッティングと粘りのゴルフが展開されれば、まだまだ上位争いに食い込めるチャンスは十分あります。
松山英樹プロには、PGAツアー優勝者として、そして日本代表として是非頑張って欲しいですね。