いよいよ夏本番。
毎日猛暑日が続き、日中の気温もグングン上がりますね。
本来なら、猛暑日のような30℃を超える日中に、外でスポーツをすることは良くないのですが、ゴルフは付き合いもありますからそうは言ってられないですよね。
で、せっかく高いお金を払ってプレーするのですから、楽しくラウンドしてスコアもいい結果で終わりたいですよね。
そこで今回は、夏の炎天下でのゴルフで気を付けたいことや対策をまとめてみたいと思います。
夏のゴルフで気をつけること(プレー編)
実際のラウンドで気を付けることは以下の2つです。
想像以上に強いラフや芝
夏のラフは想像以上に手ごわいです。
草自体もしっかりと生えていますし、何より根が深くて硬いです。
また、ラフだけでなく、フェアウェイの芝もちょっと伸びていたりするとスイングの妨げになったりします。
真夏のラウンドでは草や芝の強さに注意して、ある程度遠くに飛んでもOK!という気持ちで、強く打っていきましょう。ゆるんだスイングをすると一気にラフに力を殺されてしまいます。
打ち込むショットができる人であれば、積極的に上から打ち込むようにスイングしましょう。
真夏は意外とボールが飛ばない
もう一つ注意したいのがボールの飛距離です。
真冬の寒い時に飛距離が落ちる、というのはよく知られた話ですが、実は真夏の暑さの下でも飛距離は落ちるのです。
原因は湿気。
真夏のこの時期は温度とともに湿度も高くなります。その湿度が体に絡みついて不快な暑さとなるのですが、実は湿度はボールにも絡みます。
大気中の湿気は、ごく細かい水滴として存在していて、それがゴルフボールにまとわりついて飛距離をロスするのです。ちょうど霧雨の日のゴルフと同じような状態ですね。
ですので、真夏のラウンドで「何か距離感が合わないな」とか「飛距離が飛ばないな」と思ったときは、湿気による飛距離ロスということも考慮にいれて、距離感を調節してください。
真冬のときほどの違いはありませんが、それでもクラブ1つ分は変わってくることもありますよ。
また、湿度の高さはクラブフェースにも影響を及ぼすことがあります。
ご存じのとおりクラブフェースは金属でできているので、非常に冷たいです。
湿度が高い日は、湿気がクラブフェースに着いた瞬間、水滴に変ります。
これも雨の日と同様、クラブフェースに水滴がついたままゴルフボールを打てば、当然飛距離や方向性に影響が出ます。
ですので、クラブフェースの状況も見て、フェース面が濡れていたら必ず水気を拭き取ってからボールを打つようにしましょう。
夏のゴルフで気をつけること(暑さ対策)
夏の炎天下のゴルフは暑さとの闘いです。
しっかり暑さ対策をしないと、あっという間に熱中症になり、頭痛を引き起こしたり、体力を奪われて後半ホールはスコアがボロボロ・・・ということに繋がります。
「暑さ対策といえば水分補給や冷やすこと」という認識はかなり広まっているので、清涼飲料水を多めに持ったり、保冷剤を持参するといったゴルファーは多いです。
ですが、夏の日差しは意外なところから体力を奪っていくので、以下の2点にも注意して対策をしましょう。
必ず帽子をかぶりましょう
これは必須です。
夏の日差しに一番照らされる部分は「頭のてっぺん」と「首筋から肩」です。
この2点の部位だけは、日差しがほぼ直角に当たるので、紫外線の影響力がグンと高まります。(日差しが直角に当たるか斜めに当たるかが違うだけで、威力もかなり違うのです)
ですので、まず帽子(キャップ)は必ずかぶりましょう。頭のてっぺんが開くサンバイザーでは効果がありません。
首筋を守る(冷感タオルを巻く)
頭と同じくらい重要なのが首筋です。
海やプールのように上半身裸になるわけではないので、肩はウェアで守られます。
ですが、後頭部から首筋にかけては無防備です。
後頭部から首筋にかけては太い血管が通っているため、ここを日差しで照らされると血管が温められ、体温が上がり、一気に熱中症を発症してしまいます。
ですので、後頭部から首筋にかけても必ず日差しから守るようにしましょう。
私のお勧めは以下のような「冷感タオル」です。
水で濡らして冷感効果を発揮するのはもちろん、水分が蒸発しても冷感がキープされます。
また、タオルですので、流れる汗を拭くこともできますし、首に巻いておくだけで日差しからも守られます。
夏の炎天下のゴルフでは必須アイテムとなっています。
また、首筋を守るという意味でも、日よけ(ネックカバー)のついたキャップを利用するというのも効果があると思います。
夏場のゴルフは暑さが大変ですが、なるべく快適にプレーをして、最後まで楽しくスコアよくラウンドしたいですよね。