2014年7月17日(木)から20日(日)までの4日間で開催される「2014全英オープン」に、石川遼プロが出場を表明し、イギリスへ旅立ちました。
スイングの改善、再構築のために日本に戻り北海道で練習合宿を張っていましたが、先日の「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」で優勝したことにより世界ランクが76位になり、全英オープン出場のウェイティング1番手となっていました。
更に、石川遼プロより上位にいる「スティーブ・ストリッカー選手」が全英オープンの欠場を表明したため、繰り上がりで出場権獲得となりました。
PGAツアーを欠場し、日本でじっくりスイングを再構築する期間と定めていただけに、その去就が注目されていましたが、やはりそこは4大メジャーのひとつ全英オープン。参戦を決めたようですね。
石川遼プロ、出場するからには収穫を
スイング改善のための練習合宿を切り上げてまでの全英オープンの出場。
5回目の全英オープン出場だけに、ただ参加するだけの記念出場ではありません。明確な課題と意気込みを持って全英オープンに出場するようです。
渡英前の記者会見で石川プロはこう語っています。
メジャーは、常に選手に課題と宿題を与えてくれます。そして、今の自分がどこまで通用するか、何が通用しないかも明確に分かります。全力でプレーして、最終日に上位で戦いたいです。
一人でも多くの日本人選手が予選を通過して上位で戦うことで、日本の今のゴルフを伝えられます。(松山)英樹だけじゃないということを世界にアピールしたいです。
予選を通過して4日間世界の上位と戦うことで、現時点で世界のトップに何が通用して、何が通用しないかを明確にすると語っています。
自分の現時点での実力を計り、何が課題なのかを明確にするということは、世界のトップが並ぶメジャーのような大会でこそ重要な作業です。これがいわゆる「経験を積む」ということですね。
自分の今の実力を把握し、今回の全英オープンを「課題の明確化」としっかり目的意識を持って臨むつもりですので、石川プロにとって大きな収穫のある大会となるでしょう。
もちろん、石川遼プロの性格ですから、5度目の出場となる全英オープンでの初優勝も狙っているでしょうけどね。
日本人選手の参戦は松山英樹プロを含む総勢8人
日本人選手は、ワールドランキング15位の松山英樹プロを含む総勢8人。
松山プロは、初出場となった昨年の全英オープンで6位という好成績を残しています。
今年はPGAツアー優勝者として堂々と全英オープンに臨んで欲しいと思います。
その他の2014全英オープン参加の日本人選手は、小林正則、岩田寛、塚田好宣、近藤共弘、小田孔明、宮里優作