ゴルフは1回のラウンドで18種類のコースを回るスポーツです。
18種類のコースの中には、長いコースもあれば短いコースもあり、平坦なコースもあれば起伏の激しいコースもあり、池やバンカーといったハザードが待ち受けているコースもあります。
ゴルフは18ホールのトータルのスコアを競うスポーツですが、1コース1コースでスコアはリセットされ、前のホール大叩きしたとしても、次のホールではバーディーを狙える、そんなスポーツです。
もっと言えば、1打1打リセットされ1球1球やり直しがきくのがゴルフなのですが、なかなかそう考えられないのもまたゴルフですよね。
アマチュアゴルファーはミスショットが当たり前
シングルゴルファーでもない限り、アマチュアゴルファーはミスショットが当たり前です。
私は、ドライバーショットやアイアンショットの精度を上げることによるスコアアップを試みているため、スコア80台レベルの他のゴルファーよりショットは上手い自信があります。(代わりにアプローチ、パターは下手です)
ですが、そんな私でもナイスショットが打てるのは5、6割。
その他は右へ行ったり左へ行ったり、前後の距離が合わなかったり、酷い時はチョロもトップも出ます。
アベレージゴルファーであれば、1回のラウンドで納得できるナイスショットが打てるのは数える程度ではないでしょうか?
ゴルフでは常に次の一打を考える
アベレージゴルファーの場合、たちが悪いのが「練習場ではそこそこ打てること」
練習場ではそれほど出ないミスショットが、本番のラウンドになると多発するので、心が動揺してそればかり意識してしまいます。
ミスショットしないようにアレコレ考えて、ますます自分を見失いミスショットのドツボにハマる・・・そんな経験をしてる方は多いのではないでしょうか?
私もアベレージゴルファーのときは、その繰り返しでした。
さっきは真っ直ぐ飛んだのに、何で今回はチョロだったんだ?体が伸びていたのかな?腰が前に出ていたのかな?次は軽く振ってみようかな?などなど、ミスショットに対することばかり考えていました。
ですが、ゴルフ場のラウンドでは、過去のスイングは振り返ってはいけません。
常に次の一打、次のショットだけを考えるべきなのです。
私はあるときから、ミスショットしても何をしても、今スイングした内容は振り返らずに次の一打を意識的に考えるようにしました。
フェアウェイに落ちたからユーティリティで狙えるかな?
ラフに入ったから刻む一打か?
つま先上がりが厳しそうだから短いアイアンで腕だけスイングだな。
前のショットがトップしても何しても、とにかく次の一打だけを考えるようにしました。
すると、自然にスコアがまとまってくることに気づき始めました。
ミスショットの確率も前から比べると断然よくなり、それほど大叩きするホールがなくなってきたのです。
メンタルで勝負する考え方
ゴルフはメンタルが重要なスポーツというのは広く知られています。
それはプロゴルファーに限らずアマチュアゴルファー、アベレージゴルファーにも当てはまることです。むしろアベレージゴルファーこそメンタルが重要です。
アベレージゴルファーがスコアを崩す原因はミスの連鎖です。
そしてそのミスの連鎖は「前のミスショットを考えてしまう」メンタルの部分がほとんどです。本来ならミスショットがでない場面なのに、前のミスショットを気にするあまりスイングリズムを崩してミスショットを繰り返してしまいます。
ショットの正確性、精度はプロゴルファーには到底かないませんし、アマチュアゴルファーでも練習量で大きく差がでます。
ですが、考え方は誰にでも変えることができます。
常に次の一打を考えて、1球1球リセットすることができる。
それがゴルフというスポーツであり、ゴルフの面白さだと感じています。
アマチュアゴルファーのメンタルの考え方
私が尊敬してやまない伝説のアマチュアゴルファーがいます。
中部銀次郎という方です。
もうかなり前に亡くなられていますが、今でもゴルフに携わる人からは「伝説のアマチュアゴルファー」と呼ばれ、その著書はアマチュアゴルファーのバイブル的存在になっています。
私も中部銀次郎さんの本を持っていますが、非常に面白い。他のゴルフ本には無い独自の理論、考え方がそこにはあり、ゴルフをやる人なら一度は読んでおくべき本だと思っています。
ゴルフはミスするスポーツ。あとはそのミスをいかに少なくするか。
自分のゴルフが変わるかもしれない、そんな一冊です。